「ドクメンタ16」、史上初の女性のみのキュレーション・チーム発表
2027年にドイツ・カッセルで開催される「ドクメンタ16」。その中心を担うキュレーション・チームが発表され、史上初めて全員が女性で構成されることが明らかになった。

2027年にドイツ・カッセルで開催される「ドクメンタ16」。そのキュレーション・チームが発表された。
参加するのは、昨年12月に国際的な選考委員会によって芸術監督に任命されたナオミ・ベックウィズに加え、カーラ・アセベド=イェイツ、ロミ・クロフォード、マイラ・A・ロドリゲス=カストロ、ウェン・シャオユー(翁笑雨)の合計5名。同展史上初めて全員が女性によるキュレーション・チームとなり、展覧会や出版物、プログラムの企画をベックウィズとともに担う。
ベックウィズは今回の発表に際し、「このチームとともにドクメンタ16をかたちづくることを大変光栄に思う。それぞれが独立した精神と思想を持ち、同時にアーティストや観客への寛容さを備えている。私たちはともに、多様な芸術実践の領域を横断し、地球規模で進行する社会的・文化的課題と向き合っていきたい」とコメントしている。