「アート・バーゼル香港2025」が出展ギャラリーを発表。フィルム・プログラムやアートプライズも初めて実施
2025年3月28日〜30日に開催が予定されているアートフェア「アート・バーゼル香港」が出展ギャラリーのリストを発表した。42の国・地域から242のギャラリーが参加する来年のフェアは、様々なプログラムを新たに実施する。
2025年3月28日〜30日の会期で、香港コンベンション&エキシビションセンター(HKCEC)にて開催されるアジア最大級のアートフェア「アート・バーゼル香港」。その出展ギャラリーが発表された。
来年のフェアには、42の国・地域から242のギャラリーが参加する予定だ。メイン部門「ギャラリーズ」には、香港、ニューヨーク、ロンドン、ベルリンなどの都市から、アジア太平洋地域を中心に196のギャラリーが出展。日本からも多くのギャラリーが参加し、ANOMALY、ユミコチバアソシエイツ、タカ・イシイギャラリーなど、国内外で評価の高いギャラリーが勢揃いする。
アジア地域の作家による企画展示が展開される「インサイト」部門では、香港のフラワーズ・ギャラリーや台北の亞紀画廊、東京のTakuro Someya Contemporary ArtやYutaka Kikutake Galleryなどのギャラリーがアジアの写真史に新たな光を当てる展示を行う。Takuro Someya Contemporary Artは山中信夫のピンホール写真や岡﨑乾二郎の絵画と壁面彫刻を紹介し、Yutaka Kikutake Galleryは杉浦邦恵のミクストメディア作品と三瓶玲奈の油彩画を展示する。
「ディスカバリーズ」部門は、アジアからヨーロッパまで幅広い地域の若手ギャラリーが新進アーティストの作品を紹介する場として、フェアに初参加のギャラリーも多数含まれる。北京やプリシュティナといった地域からも新規参入があり、エネルギーに満ちた展示内容が期待される。