EXHIBITIONS
野村在「今日、という日 / Today, is the day」
parcelで、野村在による個展「今日、という日 / Today, is the day」が開催されている。
野村在は1979年生まれ。ニューヨークと神戸を拠点に活動。2009年、ロンドン大学ゴールドスミス校MFA取得。2013年に武蔵野美術大学造形研究博士後期課程造形芸術専攻作品制作研究領域を修了。
彫刻、写真、機械装置、パフォーマンスなど様々なジャンルを横断する野村の作品は、印象の異なる素材を組みあわせながら、人間の意識に残り続ける過ぎ去った人々の存在感を可視化し、命の儚さとその確かさ、不在の切なさと存在する尊さという背反する感覚を作品を通して伝える。それらの作品に使用される素材は、流れ続ける水、透けるような薄い紙、光を受けないと見えないガラスの凹凸など、つねに移ろいやすく壊れやすい状態であり、その形をとどめるために様々なデジタル技術や新たな機構を駆使し、その形状を保っている。
本展で展示される新作の7つのLEDモニターによる映像作品「Today」シリーズは、作家自身が世界中でいまも稼働し続けるCCTV(監視カメラ)を通して目にした、今日という時間から切り取られた人々の記録である。
今回の展示は、野村のこれまでの表現の延長線上にありながら新たな展開を示唆。写真と彫刻の狭間で思索を重ねてきた野村が映像へと接近することで、これまでと異なる時間の流れ、記録のあり方が立ち現れる。本展では、鑑賞者にとってたんなる映像体験ではなく、「見ること」「存在すること」「記憶すること」の意味を改めて問い直す。
野村在は1979年生まれ。ニューヨークと神戸を拠点に活動。2009年、ロンドン大学ゴールドスミス校MFA取得。2013年に武蔵野美術大学造形研究博士後期課程造形芸術専攻作品制作研究領域を修了。
彫刻、写真、機械装置、パフォーマンスなど様々なジャンルを横断する野村の作品は、印象の異なる素材を組みあわせながら、人間の意識に残り続ける過ぎ去った人々の存在感を可視化し、命の儚さとその確かさ、不在の切なさと存在する尊さという背反する感覚を作品を通して伝える。それらの作品に使用される素材は、流れ続ける水、透けるような薄い紙、光を受けないと見えないガラスの凹凸など、つねに移ろいやすく壊れやすい状態であり、その形をとどめるために様々なデジタル技術や新たな機構を駆使し、その形状を保っている。
本展で展示される新作の7つのLEDモニターによる映像作品「Today」シリーズは、作家自身が世界中でいまも稼働し続けるCCTV(監視カメラ)を通して目にした、今日という時間から切り取られた人々の記録である。
今回の展示は、野村のこれまでの表現の延長線上にありながら新たな展開を示唆。写真と彫刻の狭間で思索を重ねてきた野村が映像へと接近することで、これまでと異なる時間の流れ、記録のあり方が立ち現れる。本展では、鑑賞者にとってたんなる映像体験ではなく、「見ること」「存在すること」「記憶すること」の意味を改めて問い直す。