EXHIBITIONS
丸山直文「NO DATE」
シュウゴアーツで、丸山直文による個展「NO DATE」が開催されている。
丸山は、水を含ませた綿布を床に置いた状態で描き、水を通して絵具の色彩が滲み広がり、画布に染み込んでいく作用を用いることで、ものの境界が曖昧に溶けあうような風景を多く描いてきた。水という素材を用いて制作するなかで、丸山は「物事はすべて流れている」と思考しているという。
「流れは本来、可視化できないものだと思います。それを時間であれば日付や曜日で区切り、止めてしまう。そこに違和感を覚えることがあります。記憶は薄れ、消えていきます。そして、組み替えられ、新しいものとして蘇る。そのような流れを意識して制作したいと思っています」。
本展では、3.6メートルの大作を含む、水辺の自然をモチーフとした新作6点以上を発表。また、丸山が日常的に撮影している写真を収めたアーティストブック『BRACKISH WATER』も刊行されている。
丸山は、水を含ませた綿布を床に置いた状態で描き、水を通して絵具の色彩が滲み広がり、画布に染み込んでいく作用を用いることで、ものの境界が曖昧に溶けあうような風景を多く描いてきた。水という素材を用いて制作するなかで、丸山は「物事はすべて流れている」と思考しているという。
「流れは本来、可視化できないものだと思います。それを時間であれば日付や曜日で区切り、止めてしまう。そこに違和感を覚えることがあります。記憶は薄れ、消えていきます。そして、組み替えられ、新しいものとして蘇る。そのような流れを意識して制作したいと思っています」。
本展では、3.6メートルの大作を含む、水辺の自然をモチーフとした新作6点以上を発表。また、丸山が日常的に撮影している写真を収めたアーティストブック『BRACKISH WATER』も刊行されている。