EXHIBITIONS
山本雄基展
GALLERY MONMAで、山本雄基による個展が開催されている。
山本雄基は1981年北海道帯広市生まれ。2007年に北海道教育大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修(西洋画)を修了。現在、札幌を拠点に活動。山本の絵画は、厚さ数ミリの重層的な透明層の中に、色彩の円とくり抜かれた円を複雑に交錯させて描写。層によって感じる実際の奥行きと、色彩と形態が生み出す錯覚の奥行きが画面のなかで混在し、奥深い色彩空間と絵画そのものの物質的な特徴を引き出している。
また、いくつもの配置パターンを画面内に潜め、見ること自体の不確定さや、物事が多角的に作用する様を、抽象的に置き換えることで問いかける。
近年では専用のPCアプリをプログラマと共同開発し、乱数による描画システムも一部の作品に導入。これにより、円と円の関係性や作家と作品の関係性にも変化が現れている。
さらに、ファンダメンタルズプログラムをきっかけに、慶應義塾大学巴山竜来研究室とのコラボレーションによる新しい試みも行われている。このコラボでは、従来の山本の作品で使われている円形モチーフを球体に拡張。本展では、多様なアプローチを展開する山本の最新作約15点を発表している。
山本雄基は1981年北海道帯広市生まれ。2007年に北海道教育大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修(西洋画)を修了。現在、札幌を拠点に活動。山本の絵画は、厚さ数ミリの重層的な透明層の中に、色彩の円とくり抜かれた円を複雑に交錯させて描写。層によって感じる実際の奥行きと、色彩と形態が生み出す錯覚の奥行きが画面のなかで混在し、奥深い色彩空間と絵画そのものの物質的な特徴を引き出している。
また、いくつもの配置パターンを画面内に潜め、見ること自体の不確定さや、物事が多角的に作用する様を、抽象的に置き換えることで問いかける。
近年では専用のPCアプリをプログラマと共同開発し、乱数による描画システムも一部の作品に導入。これにより、円と円の関係性や作家と作品の関係性にも変化が現れている。
さらに、ファンダメンタルズプログラムをきっかけに、慶應義塾大学巴山竜来研究室とのコラボレーションによる新しい試みも行われている。このコラボでは、従来の山本の作品で使われている円形モチーフを球体に拡張。本展では、多様なアプローチを展開する山本の最新作約15点を発表している。