名もなき実昌×梅沢和木 企画展「MAD IMAGE」

　ミヅマアートギャラリーで「名もなき実昌×梅沢和木 企画展『MAD IMAGE』」が開催される。

　名もなき実昌は1994年福岡県生まれ。2015年よりおもにX（旧Twitter）上での発表を起点とし、インターネットに流通する画像やアニメキャラクターへの関心、SNSやタッチパネルといった現代のデジタル環境に影響された美意識をもとに、絵画、映像、彫刻、インスタレーションと多様なメディアを駆使し「インターネット時代の風景」を描き出している。

　梅沢和木は1985年埼玉県生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業後、ネット上のイメージ群をサンプリングし、モニターやキャンバス、印刷物を支持体とする独自の手法で、視覚情報の洪水を再構築する作品を発表。活動は国内外におよび、ニューヨーク、上海、香港などでも個展を開催している。

　本展は、名もなき実昌と梅沢和木による共同キュレーションによるグループ展であり、インターネットを中心とするイメージや情報、そしてそれらを媒介としたコミュニティのあり方に注目した16名のアーティストによる表現が集結する。展示はペインティング、立体、映像、サウンドインスタレーションなど多岐にわたり、ジャンルや世代を超えた多様な表現が交差する。

　出展者は、息継ぎ、imoutoid、梅沢和木、OIRA、奥村美海、GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE、ク渦群、劇団イヌカレー・泥犬、渋田直彰、名もなき実昌、竹久直樹、脳極結仁、長谷川明日煕、福地英臣、八木幣二郎、Yamato Yoshioka。