EXHIBITIONS
森山安英「非在のオブジェ」
ATSUHIKO SUEMATSU GALLERYで、森山安英による個展「非在のオブジェ」が開催されている。
森山安英は1936年福岡県北九州市生まれ。画家。佐賀大学を中退後、68年に「集団蜘蛛」として活動を開始。間もなくメンバーが3人に少数精鋭化し、あらゆる芸術表現を否定するパフォーマンスを繰り広げた。デモ中の逮捕と裁判を経て、73年にその過激な運動は幕を閉じた。15年間にわたる沈黙ののち、88年に銀一色の油彩シリーズを発表。一時は描くこと自体を否定したような作風に至った森山であったが、「非在のオブジェ」「レンズの彼岸」など、連作を重ねるにつれて次第に絵画的な要素を取り戻していき、具象的な作品も制作された。
本展では、最初期の作品である1987年の「アルミナ頌」から「光の表面トシテノ銀色」「ストロボインプレッション」「レンズの相克」「非在のオブジェ」「レンズの彼岸」と、2001年までに描かれた平面作品を連続的に展示し、森山が長年追及してきた、芸術とは、絵画とは何かという根本的な問いかけに対する14年間の思考と制作の過程を見ることができる。
森山安英は1936年福岡県北九州市生まれ。画家。佐賀大学を中退後、68年に「集団蜘蛛」として活動を開始。間もなくメンバーが3人に少数精鋭化し、あらゆる芸術表現を否定するパフォーマンスを繰り広げた。デモ中の逮捕と裁判を経て、73年にその過激な運動は幕を閉じた。15年間にわたる沈黙ののち、88年に銀一色の油彩シリーズを発表。一時は描くこと自体を否定したような作風に至った森山であったが、「非在のオブジェ」「レンズの彼岸」など、連作を重ねるにつれて次第に絵画的な要素を取り戻していき、具象的な作品も制作された。
本展では、最初期の作品である1987年の「アルミナ頌」から「光の表面トシテノ銀色」「ストロボインプレッション」「レンズの相克」「非在のオブジェ」「レンズの彼岸」と、2001年までに描かれた平面作品を連続的に展示し、森山が長年追及してきた、芸術とは、絵画とは何かという根本的な問いかけに対する14年間の思考と制作の過程を見ることができる。