福岡市で「FaN Week 2023」開催。栗林隆+CINEMA CARAVANや「福岡現代作家ファイル2023」も
福岡市が推進する事業「Fukuoka Art Next」 の一環として、「FaN Week 2023」が福岡市内各所で開催。様々なイベントが企画されている。会期は9月16日〜10月22日。
九州随一の大都市・福岡市が推進する事業「Fukuoka Art Next」。その一環として、「FaN Week 2023」が9月16日〜10月22日の会期で市内各所で展開される。
福岡市美術館では、竹内真(ビジョナル株式会社取締役CTO)、武富恭美(建築家)、西高辻󠄀信宏(太宰府天満宮 宮司)の3名のアートコレクターによる展覧会を開催。アートをコレクションすることの楽しみを提示する。
古くから外交の窓口として栄え、さまざまな交易が行われてきた福岡城史跡エリア。舞鶴公園 三の丸広場では、FaN Week2023の特別企画として、アーティスト・栗林隆+CINEMA CARAVANによる《元気炉》と《Tanker Project》を展示(9月16日〜9月24日)。また、CINEMA CARAVAN代表・志津野雷が世界を旅して切り取った記録を紡いだ映像作品「Play with the Earth」にあわせ、Play with the Earth Orchestraが生演奏を行う。
また「福岡現代作家ファイル2023」では、福岡を拠点として活動するアーティストが、福岡城櫓やArtist Cafe Fukuoka、福岡市美術館などを舞台に、インスタレーションの展示やパフォーマンスを開催する。参加作家は鎌田友介、オ・ソックン、チョン・ユギョン、榎本留衣、名もなき実昌、長野櫻子(anno lab)、ソー・ソウエン×サラ・ミリオ。
福岡アジア美術館とArtist Cafe Fukuokaでは、令和5年度の福岡アジア美術館アーティスト・イン・レジデンス事業第1期(7月〜9月)のアーティストによる成果展示を実施。Artist Cafe Fukuokaを拠点に国内外から3組4名のアーティストが市民との共同制作やワークショップを行い、滞在した成果を発表する。参加作家はジン・チェ&トーマス・シャイン(チェ+シャイン・アーキテクツ)、清水美帆、山本聖子。なかでもチェ&シャインは、地域の方々や学生たちとともにレース編みによる大型作品を共同で制作したものをArtist Cafe Fukuokaの体育館を活用し、展示するという。
このほか、マリンメッセ福岡B館では8回目の開催となる「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2023」が開催。過去最大規模となる総勢117のギャラリー(うち初出展は51ギャラリー)が出展する。