3連休に見たい展覧会ベスト8。ホセ・パルラ、ミヒャエル・ボレマンスから石田尚志、小沢剛まで
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

もうすぐ閉幕
「Home Away from Home」(KOTARO NUKAGA 六本木)

KOTARO NUKAGA 六本木で、ホセ・パルラの個展「Home Away from Home」が8月9日まで開催されている。
本展は、KOTARO NUKAGA 六本木とポーラ ミュージアム アネックス(6月20日〜7月27日)の2会場で同時開催。レポート記事はこちら。「日本」を共通のテーマに、ひとつに限定される「ホーム」ではなく、記憶、移動、人とのつながりによって形成され、つねに変化し続ける風景という視点からパルラの作品を紹介する。
KOTARO NUKAGA 六本木では、日本で過ごした時間や出会いから着想を得た新作絵画を発表。日本の都市の様々な顔に遭遇し、友人やアーティストとの交流をかさねてきたパルラにとって、本展のためにつくられた新作は「友人たちへのオマージュであり、芸術の旅を豊かにしてくれた瞬間」であると語っている。
会期:2025年6月20日〜8月9日
会場:KOTARO NUKAGA ROPPONGI
住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2階
開館時間:11:00〜18:00
料金:無料
松田将英個展「『Great Reset』ーポスト太陽フレア時代における再起動プロトコルー」(マイナビアートスクエア)

マイナビアートスクエアで、松田将英による新作展示「『Great Reset』ーポスト太陽フレア時代における再起動プロトコルー」が8月9日まで行われている。レポート記事はこちら。
本展では、アーティスト・松田将英を迎え、太陽フレアによってあらゆる電子機器のシグナルが途絶えた世界線を描く。コロナ禍における「ソーシャルディスタンス」のように、フレア禍から生まれた「オフラインモード」という新たな社会のかたちを通して、ウェルビーイングの可能性に光をあてる。
陰謀論を含むタイトルの複層的な意味を、批評性とユーモアでアートの地平に引き寄せる本展は、鑑賞者の一人ひとりが自己理解や世界との関係、他者との共感や違和感に気づくための装置となっている。
会期:2025年6月11日〜8月9日
会場:マイナビアートスクエア
住所:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー22F
開館時間:11:00〜18:00
料金:無料