三連休に見たい展覧会ベスト8。日本と韓国の現代美術からリナ・バネルジー、ルネ・ラリックまで
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

もうすぐ閉幕
「美しいユートピア 理想の地を夢みた近代日本の群像」(パナソニック汐留美術館)

パナソニック汐留美術館で「美しいユートピア 理想の地を夢みた近代日本の群像」が3月22日まで開催されている。レポート記事はこちら。
本展では、16世紀イギリスの思想家トマス・モアによる小説『ユートピア』を起点に、近代日本において理想の暮らしや社会を模索した人々の活動を紹介。ウィリアム・モリスの思想に触発され、暮らしと芸術の総合を志向した動きが、20世紀日本においてどのように展開したのかをたどる。
展示は、白樺派や民藝運動を中心に近代における人間や社会の理想を求めた動向を扱う第1章に始まり、調査研究やフィールドワーク、建築家の活動を取り上げる第2章、芸術家コロニーの交流を紹介する第3章、地域で育まれた実践を追う第4章、戦後における新たな世界像の模索を扱う第5章で構成される。美術、工芸、建築といった分野を横断しながら、20世紀日本における「美しいユートピア」をめぐる試みを、作品資料約170点を通して紹介している。
会期:[前期]2026年1月15日~2月17日、[後期]2026年2月19日~3月22日
会場:パナソニック汐留美術館
住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~18:00(2月6日、3月6日、3月20日、3月21日は〜20:00)※入館は各閉館時間の30分前まで
料金:一般 1200円 / 65歳以上 1100円 / 大学生・高校生 700円 / 中学生以下 無料
「たたかう仏像」(静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内))

静嘉堂@丸の内で「たたかう仏像」が3月22日に閉幕する。レポート記事はこちら。
本展では、重要文化財《十二神将像》(浄瑠璃寺旧蔵)を中心に、彫刻や絵画に表された神将像・明王像など、「たたかう仏像」の多様な姿を紹介。甲冑を身にまとった神将像、火炎を背負った不動明王像など、怒りの表情を見せる仏像に注目し、それらが外敵や災厄から人々を守る存在として信仰されてきたことを示す。
これらの像は、守護的役割だけでなく、衆生に近い存在として救済を担い、個人の内面における煩悩と向き合う存在としても信仰されてきた。本展では、その多様な造形が人々の現世的な願いに応じて成立してきたことを紹介。あわせて、中国・唐代の副葬品である神将俑も17年ぶりに展示している。墓室の入口に設置された神将俑を、日本の神将像とともに展示し、神将像の起源や役割に注目。俑と仏像を同一空間に展示することで、彫刻史的枠組みとは異なる視点からの比較を提示する。
会期:2026年1月2日~3月22日
会場:静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)
住所:東京都千代田区丸の内2-1−1 明治生命館1階
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~17:00(1月28日、2月25日は〜20:00)(3月20日、3月21日は〜19:00) ※入館は閉館の30分前まで
料金:一般 1500円 / 大高生 1000円 / 中学生以下 無料
「いつもとなりにいるから 日本と韓国、アートの80年」(横浜美術館)

横浜美術館で「横浜美術館リニューアルオープン記念展 いつもとなりにいるから 日本と韓国、アートの80年」が3月22日まで開催されている。レポート記事はこちら。
ドラマや映画、音楽、ファッション、メイクなど、世界的に注目を集める韓国のカルチャーの隆盛によって、韓国文化は日本においても身近で欠かせない存在となっている。本展では、そうした文化的交流の背景を踏まえ、1945年以降の両国のアート作品を通して互いの姿や関係性を新たに発見することを目的とする。
本展は、1965年の日韓国交正常化から60年の節目を記念し、韓国の国立現代美術館との共同企画により実現したものである。また、横浜美術館のリニューアルオープン記念展「おかえり、ヨコハマ」「佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)」に続く展覧会として、「多文化共生」と「多様性尊重」という同館の理念を体現する企画となる。
会期:2025年12月6日~2026年3月22日
会場:横浜美術館
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい 3-4-1
電話番号:045-221-0300
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
料金:一般 2000円 / 大学生 1600円 / 中学・高校生 1000円 / 小学生以下、障がい者手帳をお持ちの方と介護者1名 無料














