「第18回shiseido art egg」展(資生堂ギャラリー)レポート。第3期は平田尚也「仮現の反射」展
資生堂ギャラリーで「第18回 shiseido art egg」展が開催中。この公募プログラムに入選した大東忍、すずえり、平田尚也の3名のうち、第3期となる平田尚也の個展がスタートした。

資生堂ギャラリーでは、第18回「shiseido art egg」に入選した大東忍、すずえり(鈴木英倫子)、平田尚也の3名の個展を開催。その第3期展として平田尚也の個展が始まった。
「shiseido art egg」とは、資生堂が新進アーティストを応援する公募プログラムで、人々の感性と多様な価値観を刺激し、新たな美の可能性を押し広げるアーティストに個展開催の機会を提供するというもの。2006年にスタートして以来、延べ51名(組)の入選アーティストが個展を開催、その後も活躍の幅を広げている。
第18回目となる今年は、応募総数291件のなかから、大東、すずえり、平田の3名が選出。独自の視点で今日の世界を見つめ、時代が抱える不安や困難に向きあい、そこから新しい価値観や美意識を表現しているかが審査のポイントとなった。

平田は1991年長野生まれ。2014年に武蔵野美術大学造形学部卒業。デジタルテクノロジーの進展により、身体そのものの仮想化が進み、アバターが一般化しつつある今日において、人々の身体性やアイデンティティを探求しているアーティストだ。