
2025年、世界美術品市場の規模は前年比4%増の約9兆4800億円。日本市場は1%減
アート・バーゼルとUBSが共同で発表する年次調査「The Art Basel and UBS Global Art Market Report」の2026年版が公開。2025年、世界の美術品市場規模は596億ドル(約9兆4800億円)となり、日本市場は前年比1%減とやや減速した。

アート・バーゼルとUBSが共同で発表する年次調査「The Art Basel and UBS Global Art Market Report」の2026年版が公開。2025年、世界の美術品市場規模は596億ドル(約9兆4800億円)となり、日本市場は前年比1%減とやや減速した。

トレイシー・エミンの大回顧展「トレイシー・エミン:ア・セカンド・ライフ」が2月27日、ロンドンのテート・モダンで開幕した。赤裸々な自伝的作品で知られる彼女がトラウマや重い病気を乗り越えて現在に至った姿を、過去の作品から新作までを通して改めて見つめる本展をレポートする。

2024年の日本アート市場は前年比2%増の6億9200万ドルを記録。世界市場が縮小するなか、主要市場で数少ない成長を示した。レポートの内容をまとめた。

オランダ・ロッテルダムのNederlands Fotomuseum(オランダ国立写真美術館)が、2月7日に移転開館した。その建築と展覧会をひと足先に現地からレポートするとともに、知っておきたいオランダ写真史と重要作家についても紹介する。

昨年創立150周年を迎えたロンドンのデパート、リバティ。そのオリジナルテキスタイルである通称「リバティ・プリント」を取り上げる展覧会「ウィメン・イン・プリント:リバティ・テキスタイルの150周年(Women in Print: 150Years of Liberty Textiles)」が、同地にあるウィリアム・モリス・ギャラリーで開催中だ。日本でも非常に高い人気を誇るそのプリントデザインを手がけた女性テキススタイルデザイナーたちに焦点を当てた、意欲的な内容となっている。

初開催となったアート・バーゼル・カタール(2月5日〜7日)は、アートマーケットが世界的に減速するなか、ギャラリーにとって中東市場の可能性を見極める試金石となった。いっぽうで同フェアは、会場内にとどまらず、市内各地の美術館や公共空間、自然景観を巻き込むプログラムを展開し、都市全体をプラットフォームとする文化的枠組みを提示したといえる。本稿では、同フェアの実像と、その外側で広がる動きをオープニングに訪れたジャーナリストがレポートする。

ガウディ没後100年に合わせてユネスコ世界遺産のガウディ建築「カサ・バトリョ」が1月31日に新展示空間を公開した。初めて一般公開されたのは、住居や保存修復工房として使われてきた約230平米の2階空間。ファサードのプロジェクション・マッピングとともに幕開けした空間を現地からレポートする。

ハヤカワ・ミキ、ヒビ・ヒサコ、オオクボ・ミネ──この3人の日系アメリカ人女性作家を取り上げる展覧会「ピクチャーズ・オブ・ビロンギング(帰属の絵画)」がアメリカ各地を巡回中だ。知られざる彼女たちの存在と、その活動について紹介する本展の意図とはどのようなものか。國上直子がレポートする。

イギリスでもっとも愛されていると言っても過言ではない、2人の風景画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーとジョン・コンスタブル。この2人の展覧会「ターナーとコンスタブル:ライバルとオリジナル」が現在ロンドンのテート・ブリテンで開催中だ。その様子をレポートする。

現在、アムステルダムのEye Film Museumで開催されている「Tilda Swinton: Ongoing」は、ティルダ・スウィントンの創作の源にある共作者とのコラボレーションに焦点を当てた展覧会である。12月6日に行われたスウィントンと写真家ティム・ウォーカー、スタイリストのジェリー・スタフォードによるトーク「Higher Parasol」の模様も交えつつ、現地からレポートする。

今年のターナー賞にニーナ・カルーが選出された。障害のあるアーティストの受賞が、新たな時代の幕開けになることが期待されている。

ロンドンのギャラリー、アネリー・ジューダ・ファインアート(Annely Juda Fine Art)では現在、新スペースのオープンを記念し、デイヴィッド・ホックニーの新作を含む展覧会を開催している。イギリスの寒くて暗い冬にぱっと明かりを灯すような、カラフルで力強い作品を鑑賞しようと、連日多くの人が訪れている。

金融立国として知られるルクセンブルクは、人口約70万人の小国ながら、現代の創造性を促進する独自の芸術生態系を近年育んできている。同国が誇る現代美術館、アートフェア、工芸ビエンナーレ、アーティスト・イン・レジデンスについて、現地からリポートする。

『ダージリン急行』や『グランド・ブダペスト・ホテル』で知られる映画監督ウェス・アンダーソン。その大規模な回顧展「ウェス・アンダーソン:ジ・アーカイヴス」がロンドンのデザイン・ミュージアムで開催中だ。自身のノートから映画の衣装や小物まで、30年間の輝かしいキャリアを示す貴重な品々およそ700点が並ぶ。

上海当代芸術博物館(PSA)3階に、新たな文化・芸術プラットフォーム「エスパス・ガブリエル・シャネル」がオープンした。図書館、アーカイヴ、劇場、デザインギャラリーを備える大規模複合空間は、中国現代美術の研究・発信拠点として新たな役割を担う。

ミケランジェロによる未確認の素描が新たに発見され、2026年2月にクリスティーズ・ニューヨークで競売される。システィーナ礼拝堂天井画のための習作と確認され、市場に現れるのは史上初となる。

香港サザビーズで開催された「岡田美術館所蔵アジア美術の名品」オークションが、約138億4200万円を記録し、全ロット落札の「ホワイトグローブ」を達成した。

新たな展示スペースとして、「エスパス ルイ・ヴィトン ニューヨーク」がオープンし、ギュスターヴ・カイユボットの特別展覧会が開催された。

映画『眺めのいい部屋』や『パイレーツ・オブ・カリビアン』、TVドラマ『ダウントン・アビー』の衣装を制作するコスプロップの創立60周年を記念する展覧会「コスチューム・クチュール:コスプロップの60年」が、現在ロンドンのファッション+テキスタイル・ミュージアムで開催中だ。大きな人気を博している同展をレポートする。

第一次世界大戦直後の激動期に男性中心の美術界で異彩を放ち、前衛を切り開いたベルギー人女性画家がいた。マルテ/トゥール・ドナだ。池田20世紀美術館が所有する彼女の大作《ダンス》は、現在101年ぶりにヨーロッパを訪れ、現在アントワープ王立美術館で開催中の展覧会「ドナ、アーキペンコ、そしてセクション・ドール:魅惑のモダニスム」にて展示されている。《ダンス》が日本に渡った背景には、前衛美術が紡いだ知られざるモダニズムの物語と、国境を越えた芸術交流の軌跡があった。
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