EXHIBITIONS
令和6年度早春展
細川家の日本陶磁―河井寬次郎と茶道具コレクション―
永青文庫で「令和6年度早春展 細川家の日本陶磁―河井寬次郎と茶道具コレクション―」が開催される。
熊本藩主であった細川家には、日本の陶磁作品が数多く伝えられおり、とくに茶の湯を愛好した細川家では、茶壺・茶入・茶碗などの「茶陶」が残された。熊本藩の御用窯であった八代焼(高田焼・平山焼)でも茶道具が多くつくられている。八代焼は、素地と異なる色の陶土を埋め込む象嵌技法が特徴で、幕府の使者への進物などに重用された。
また、永青文庫の設立者である16代の細川護立(1883~1970)は、同時代の工芸作家との交流が深く、大正から昭和にかけて活躍した陶芸家・河井寬次郎(1890~1966)の支援も行っていた。寬次郎は、初期に中国の古陶磁をもとにした作品で注目され、のちに「民藝運動」の中心人物となり、作風が大きく変化した。
本展では、河井寬次郎の作品30点あまりによって作風の変遷をたどるほか、茶道具・八代焼に注目。河井寬次郎や八代焼を紹介するのは約20年ぶりとなる。また特別展示として細川護熙・護光の作品を紹介する。
熊本藩主であった細川家には、日本の陶磁作品が数多く伝えられおり、とくに茶の湯を愛好した細川家では、茶壺・茶入・茶碗などの「茶陶」が残された。熊本藩の御用窯であった八代焼(高田焼・平山焼)でも茶道具が多くつくられている。八代焼は、素地と異なる色の陶土を埋め込む象嵌技法が特徴で、幕府の使者への進物などに重用された。
また、永青文庫の設立者である16代の細川護立(1883~1970)は、同時代の工芸作家との交流が深く、大正から昭和にかけて活躍した陶芸家・河井寬次郎(1890~1966)の支援も行っていた。寬次郎は、初期に中国の古陶磁をもとにした作品で注目され、のちに「民藝運動」の中心人物となり、作風が大きく変化した。
本展では、河井寬次郎の作品30点あまりによって作風の変遷をたどるほか、茶道具・八代焼に注目。河井寬次郎や八代焼を紹介するのは約20年ぶりとなる。また特別展示として細川護熙・護光の作品を紹介する。