EXHIBITIONS
金田実生「耳のなかの竜巻」
ANOMALYで、金田実生による個展「耳のなかの竜巻」が開催されている。
金田は、1980年代後半から作家としてのキャリアを版画でスタートさせた。その後、紙を支持体にした油彩画を中心に制作の幅を広げ、水溶性クレヨンや木炭など、様々な素材を用いた表現方法を取り入れながら制作を続けてきた。金田の作品は、身近な風景や日常のささやかな出来事に宿る光、温度、湿度、空気、音、気配といった、目には見えない現象をもとらえ、それを画面上へと定着させている。
本展では、昨年から今年にかけて日々の気づきから生まれたキャンバスと大型の紙作品をあわせた約10点が展示される。本展タイトル「耳のなかの竜巻」は、金田が最近体験した印象的な出来事に由来。夜明けの散歩中に竜巻のような強い風が耳の中に入り込み風の形を感じた瞬間であったという。この不思議な体験を通じて、気候変動や自然災害など、地球のどこかで日々起こっている自然現象の力と、自身の中で湧き上がるそのイメージとがつながったと金田は語っている。
金田は、1980年代後半から作家としてのキャリアを版画でスタートさせた。その後、紙を支持体にした油彩画を中心に制作の幅を広げ、水溶性クレヨンや木炭など、様々な素材を用いた表現方法を取り入れながら制作を続けてきた。金田の作品は、身近な風景や日常のささやかな出来事に宿る光、温度、湿度、空気、音、気配といった、目には見えない現象をもとらえ、それを画面上へと定着させている。
本展では、昨年から今年にかけて日々の気づきから生まれたキャンバスと大型の紙作品をあわせた約10点が展示される。本展タイトル「耳のなかの竜巻」は、金田が最近体験した印象的な出来事に由来。夜明けの散歩中に竜巻のような強い風が耳の中に入り込み風の形を感じた瞬間であったという。この不思議な体験を通じて、気候変動や自然災害など、地球のどこかで日々起こっている自然現象の力と、自身の中で湧き上がるそのイメージとがつながったと金田は語っている。