谷内六郎展　昭和ノスタルジーの世界へ

　栃木県立美術館で「谷内六郎展　昭和ノスタルジーの世界へ」が開催されている。

　谷内六郎は、昭和という時代に生きた子供たちの生活や社会の変化を独自のタッチで表現した画家だ。谷内は『週刊新潮』の表紙絵を1956年（昭和31年）の創刊号から描き始め、1981年（昭和56年）に亡くなるまでの26年にわたり描き続けた。

　本展では、谷内がアトリエを構えた神奈川県横須賀市に立つ横須賀美術館が所蔵する多数の作品の中から、厳選された『週刊新潮』表紙絵の原画約120点に加え、小説の装丁や絵本の挿絵の原画などを展示。昭和の生活を色濃く表した六郎のノスタルジーの世界がひろがる。