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EXHIBITIONS

京都dddギャラリー第247回企画展

モダン・エキスポ・ポスターズ:グラフィックでみる現代の万博

京都dddギャラリー
2025.06.13 - 08.20

福田繁雄 日本万国博覧会(第1号公式ポスター) 1967

 京都dddギャラリーで「モダン・エキスポ・ポスターズ:グラフィックでみる現代の万博」が開催される。

 万博の歴史は1851年に開催されたロンドン万博にさかのぼる。1928年の国際博覧会条約制定以降は「公衆の教育を主たる目的とする催し」という定義のもと、文明の進歩や将来の展望を示すイベントとして開催されることになった。

 初期の万博は展示品を中心とした「もの」を見せる催しだったが、第二次世界大戦以降は「体験を提供する」エンタテインメント型の展示場へとその性格が変化。さらに、58年のブリュッセル万博以降は、全体の基本理念となる統一テーマをより重視するようになり、人々がそれについて考える機会となっている。かつては受け身で「見て」、「楽しむ」場であった万博が、社会課題の解決のため参加者が皆で「考える」場へと変化してきた。

 万博のテーマの変遷は万博の公式ポスターにも反映され、それらからも時代や社会の変遷を感じ取ることができる。本展では、現代的な万博の走りとなった58年ブリュッセルから、2025年大阪・関西までの11回の登録(一般)博覧会に、沖縄、つくばの2回の認定(特別)博覧会と大阪(国際園芸博覧会)を加えた、計14回の現代の万博のポスターを、DNP文化振興財団の所蔵作品を中心に展示。また特別展示として、2025年日本国際博覧会のロゴやデザインシステムについても紹介する。