EXHIBITIONS

宮島達男「To Sea of Time - TOHOKU」

2025.12.04 - 2026.01.31

宮島達男 Life Face for Sea of Time - TOHOKU Type A 参考イメージ 2025

 AKIO NAGASAWA GALLERY GINZAで、宮島達男の個展「To Sea of Time - TOHOKU」が開催される。

 宮島達男は1957年東京都生まれ。86年東京芸術大学大学院修了。88年ヴェネチア・ビエンナーレの若手作家部門アペルト’88で注目を浴びて以来、国内外で活動を続ける。「それは変わりつづける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」という3つのコンセプトにもとづくデジタルカウンター作品で知られる。

 本展は、宮島達男による「時の海 - 東北」プロジェクトのファンドレイジングの一環として、版画作品の制作・販売を行う取り組みに関連する展覧会だ。「時の海 - 東北」プロジェクトは、東日本大震災の犠牲者への鎮魂と震災の記憶の継承、そしてこれからの未来をともにつくることを願い、3000人と制作するアートプロジェクトである。

 本展では、本プロジェクトのために制作されたユニーク作品《Life Face for Sea of Time - TOHOKU》を紹介する。本作は、同じ数字の「版」から異なる数字の並びが無数に現れるシルクスクリーン作品。数や配置の異なる5種類の「版」があり、それぞれが組み合わせや並び替えによって変化を生むという特徴を持つ。