2025.3.31

PLAY! MUSEUMと国立科学博物館がコラボレーション。「どうぶつ展」が開催

PLAY! MUSEUMで、国立科学博物館とコラボレーションした展覧会「WHO ARE WE, WHERE ARE WE GOING? 〜どうぶつ展 わたしたちはだれ? どこへむかうの?〜」が開催される。会期は4⽉16⽇〜7⽉6⽇。

国立科学博物館「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」(2022)展示風景 提供=国立科学博物館
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 東京・立川のPLAY! MUSEUMで、国立科学博物館とコラボレーションした展覧会「WHO ARE WE, WHERE ARE WE GOING? 〜どうぶつ展 わたしたちはだれ? どこへむかうの?〜」が開催される。会期は4⽉16⽇〜7⽉6⽇。

 本展はPLAY! MUSEUMと国⽴科学博物館の初のコラボレーション企画。国⽴科学博物館の巡回展「WHO ARE WE 観察と発⾒の⽣物学」を展⽰するとともに、哺乳類や⼈間を知る体験型のインスタレーションを展開する。

国立科学博物館「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」(2022)展示風景 提供=国立科学博物館

 「WHO ARE WE 観察と発⾒の⽣物学」は、世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を中⼼に、貴重な標本の数々より選び抜いて制作。「観察の眼、発⾒の芽」をテーマに、哺乳類の持つ特有の⽣態や特徴を「ちがいの整列」「はえている道具」「かもしれない模様」といった11のテーマを通じて展示。哺乳類の多様性やヒトとの異同を知ることができる。

国立科学博物館「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」(2022)展示風景 提供=国立科学博物館

 テーマごとの展⽰台には引き出しがあり、中を開けると標本資料と観察するためのヒントが現れる。本企画展の編集・デザインは、⽇本デザインセンター三澤デザイン研究室が担当した。

 PLAY! MUSEUMではこの「WHO ARE WE 観察と発⾒の⽣物学」を、アーティストのコラボレーションでさらに発展させ、5つの展示セクションを用意。「笑顔の森」を写真家の横浪修と松原卓⼆が、「模様の惑星」をアーティストの鈴⽊康広が、「しっぽはすごい」をsiro Inc.が担当。そして「⼼拍ソング」をミュージシャンの下岡晃/Analogfishが、「ずばぬける!」を芸人でマンガ家の矢部太郎がそれぞれ担当する。

横浪修の「笑顔の森」展示作品 ©Osamu Yokonami
松原卓⼆の「笑顔の森」展示作品 ©Takuji Matsubara
鈴⽊康広の「模様の惑星」展示イメージ ©Yasuhiro Suzuki

 また、展覧会の最終章では約30点の⽴体や絵画作品を展⽰。哺乳類の中で⼈間だけに与えられた無限の創造⼒を、次の9⼈のアーティストの作品で体感できる。⼤曽根俊輔、清川あさみ、瀬⼾優、鷹⼭真彩、⼟屋仁応、名和晃平、はしもとみお、ミロコマチコ、安⽥ジョージ。

土屋仁応 亀 2022
清川あさみ 角のある住人たち 2011
瀬戸優 With bubbles -ホッキョクグマ- 2023
ミロコマチコ Live Painting 2022.11.18 2022 撮影=高野友実 画像提供=京都精華大学ギャラリーTerra-S