三連休に見たい展覧会ベスト20。佐藤雅彦から山本理顕、BENTEN 2まで
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

もうすぐ閉幕
「蔦屋重三郎と版元列伝」(太田記念美術館)

太田記念美術館で、蔦屋重三郎をはじめとする12の版元に光を当てる展覧会「蔦屋重三郎と版元列伝」が開催中。レポート記事はこちら。
本展では、蔦重の功績はもちろん、浮世絵の草創期から明治時代に至るまでの約230年にわたって、業界を牽引し、文化の担い手として活躍してきた12の版元にも注目。出版作品に加え、それぞれの企画力やその戦略にも焦点を当てることで、浮世絵がどのように発展を遂げていったかをたどる内容となっている。
会期:2025年8月30日~11月3日 ※前後期で全点展示替え
会場:太田記念美術館
住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:30〜17:30 ※入館は17:00まで
休館日:9月1日、9月8日、9月16日、9月22日、9月29日〜10月2日(展示替え期間)、10月6日、10月14日、10月20日、10月27日
料金:一般 1200円 / 大高生 800円 / 中学生以下無料
「幕末土佐の天才絵師 絵金」(サントリー美術館)

東京・六本木のサントリー美術館で、幕末から明治初期にかけて数多くの芝居絵屏風を残した絵金(1812〜76)を取り上げた「幕末土佐の天才絵師 絵金」が開催中だ。レポート記事はこちら。
絵金といえば、で知られる「芝居絵屏風」は、歌舞伎や浄瑠璃のストーリーを絵画化したもの。その多くが神社や自治会などに分蔵されており、それらをまとめてみられる機会は滅多にない。本展は全3章を通じて、絵金の代表ともいえる芝居絵屏風をはじめとした作品を一挙に紹介し、絵金について理解を深められる機会となっている。
会期:2025年9月10日〜11月3日
会場:サントリー美術館
住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
電話番号:03-3479-8600
開館時間:10:00〜18:00(金および11月1日、2日〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:火
料金:一般1800円 / 大学生1200円 / 高校生1000円 / 中学生以下無料
「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」(21_21 DESIGN SIGHT)

六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2で、企画展「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」が開催中。本展ディレクターはビジュアルデザインスタジオWOW。
本展では、「そもそも災害とはなにか」という視点から災害のビジュアライズを行うとともに、災害をきっかけとして生み出されたプロジェクトやプロダクトを幅広く紹介。そして、国内における災害の記録や伝承を踏まえながら、これから起こりうる災害への向き合い方についても参加者とともに考え、共有を促していくものとなっている。
会期:2025年7月4日~11月3日
会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
住所:東京都港区赤坂9-7-6
電話番号:03-3475-2121
開館時間:10:00~19:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:火(ただし9月23日は開館)
料金:一般 1600円 / 大学生 800円 / 高校生 500円 / 中学生以下無料
「井上有一の書と戦後グラフィックデザイン 1970s-1980s」(渋谷区立松濤美術館)

井上有一(1916〜85)は、35年に東京・横川尋常小学校に奉職して以降、生涯を教師生活と書に捧げた人物。
本展は、一見奇妙な井上の書とグラフィックデザインの連帯は、いかにして成立したのか、そしてこの連帯が目指すものはいったい何だったのか、井上の書とデザインの関係を考えるものとなっている。
会期:[前期]2025年9月6日~10月5日、[後期]2025年10月7日~11月3日
会場:渋谷区立松濤美術館
住所:東京都渋谷区松濤2-14-14
電話番号:03-3465-9421
開館時間:10:00~18:00(金~20:00)
休館日:月
料金:一般 1000円 / 大学生 800円 / 高校生・60歳以上 500円 / 小中学生 100円
































