文化の日に観覧無料となる美術館・博物館(2025年版)
11月3日は、「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨とする国民の祝日「文化の日」。この日にあわせて、展覧会の観覧無料を実施する美術館・博物館を紹介する。 ※プログラムは変更となる場合があるため、来館の際は各館の公式ウェブサイトを参照してほしい。

東京国立博物館

東京・上野の東京国立博物館では、平常展にあたる「東博コレクション展」(通常一般1000円)が鑑賞無料となる。日本の美術、工芸、歴史資料を展示する「日本ギャラリー」(本館)や、土偶や銅鐸、埴輪などの考古遺物を展示し、石器時代から近代まで日本の歴史をたどることができる「日本の考古」(平成館)、そして東洋諸国の美術と工芸、考古遺物を紹介する「アジアギャラリー」(東洋館)などが対象となっており、日本にまつわる文化財を一望できるチャンスとなっている。
なお、同館では現在、特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」(〜11月30日)も開催中。こちらは通常料金が必要だが、合わせて足を運ぶのもよいだろう。
住所:東京都台東区上野公園13-9
開館時間:9:30~17:00(金土、祝前日の日曜〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで
国立科学博物館

同じく上野の国立科学博物館は、日本館・地球館ともに常設展が無料となる。お馴染みの巨大な恐竜の化石や動物の剥製の展示はもちろん、大型映像も鑑賞したい。
また、同館では、2027年の開館150周年を見据えて博物館活動のさらなる充実を図るための「寄付つき入館券」も販売中。購入者限定のオリジナル記念品も用意されているため、要チェックだ。
住所:東京都台東区上野公園7-20
開館時間:9:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
国立西洋美術館

東京・上野の国立西洋美術館では、常設展示が無料公開となる。同館設立の基盤となった「松方コレクション」の名品の数々と新収蔵作品から構成され、ピカソやモネなど近世の西洋美術の歴史で必ず目にする画家の作品が一堂に介する充実の内容だ。
展示室内では、「フランドル聖人伝板絵―100年越しの“再会”」や、「物語る黒線たち──デューラー『三大書物』の木版画」も10月25日より開催される。
住所:東京都台東区上野公園7-7
開館時間:9:30~17:30(金土~20:00) ※入館は閉館の30分前まで