2025.8.12

HAPSが「障がいのある人の『作品』について考える研修会」を実施

一般社団法人HAPSがミュージアムの展示企画者を対象に、障がいのある人の「作品」について考える研修会〈「作品」が生まれる現場から見えてくるものはなにか〉を開催する。

 京都に拠点を置く一般社団法人HAPSが、美術館、博物館、文化施設等の展示企画者を対象に、障がいのある人の「作品」について考える研修会〈「作品」が生まれる現場から見えてくるものはなにか〉を8月29日に開催する。

 HAPSは2022年から文化庁「障害者等による文化芸術活動推進事業」を受託しており、障がい者等の関わる文化芸術活動に関する多面的な手法を発展させ、積極的に活動に取り組めるようになるために、公立美術館の学芸員やアーティスト、研究者らとともにその基盤をつくる事業を実施。

 今回の研修会はその事業の一環で、美術館等で勤務する学芸員を対象に、滋賀県甲南市にあるやまなみ工房を訪ね、障がいのある人の「作品」について考える機会を設ける。当日は作品鑑賞、アトリエ見学、ラウンドテーブル、交流会を実施。ラウンドテーブルには山下完和(社会福祉法人やまなみ会やまなみ工房施設長)、藪前知子(東京都現代美術館学芸員)、奥山理子(Social Work / Art Conferenceディレクター、みずのき美術館キュレーター)が登壇する。