EXHIBITIONS

シュテファン・バルケンホール「good day」

小山登美夫ギャラリー京橋
2025.02.14 - 03.22

Stephan Balkenhol Konnichiwa 2024 Wawa wood 29,5 x 33 x 170cm ©︎Stephan Balkenhol

 小山登美夫ギャラリー京橋で、ドイツの彫刻家シュテファン・バルケンホールによる個展「good day」が開催、新作を発表している。

 シュテファン・バルケンホール(1957〜)は、具象のモチーフをミニマリズム的に表現した立像、レリーフ作品を制作し、国際的に評価を得てきた。一本の木から台座ごと彫り出し、精巧かつ粗い表面と着彩が特徴的であり、難しくないがどこか気になる存在性、見る人にユーモアや内省を誘う。

 バルケンホールは本展に際し、次のように述べている。

「他国に招かれたときは、その国の文化や絵画の宝物からインスピレーションを受けたい。これは流用ではなく、新しいことを学ぶことへの興味、好奇心、そして文化の交流という贈り物への感謝の気持ちだと思います。だから、私のヨーロッパの目を通して見た日本文化に関連する彫刻やレリーフが、私の技によってつくられるかもしれない」(展覧会ウェブサイトより)。

 バルケンホールは、木彫の、手で削り、見て考え、また作業するという制作ペースがドローイングをする感覚に似て、一番自分に適していると語る。日本には古来より木への親和性や、木彫仏や一木造りの伝統技法もあり、バルケンホール作品の表情の寡黙さや木の素材感は日本の文化とつながる感覚を覚えるかもしれない。