EXHIBITIONS
森岡純「新宿をこよなく愛したカメラマン」
gallery21yo-jで、森岡純の個展「新宿をこよなく愛したカメラマン」が開催される。
本展に際して、ギャラリーの黒田悠子は次のように述べている。
「gallery21yo-jでは、2023年7月に亡くなったカメラマン・森岡純を偲んで彼の展覧会を開催いたします。
彼は1970年代後半から展覧会を記録する写真家として活動を始めました。そして彼の人柄もあって多くの作家からの信頼を得て、毎週神田から新橋にかけての画廊で仕事をしている彼を見かけるようになりました。
またいっぽうで、彼は銀座(仕事)に来る前に、新宿の街を歩き回って自分のための写真を撮るようになり、そして︎︎1993︎︎年ごろから銀座の画廊で森岡純展をするようになりました。彼の作品写真を見ると、新宿をあんなに愛しているはずなのに、何のためにここを撮ったのだろうと思ってしまうほど、対象に対して思い入れというか、これが良くてここを撮っているんだというものが感じられなくて戸惑う写真でした。本人も『俺は作家じゃない』などと言っていました。
しかし、今回展覧会をするために遺品(と言っても残されたものは彼の撮った写真だけですが)を見ていましたら、その素っ気なさが、いまの時代(私の好みかもしれませんが)にあってきているようで、なかなかおもしろいと思いました。ぜひ多くの皆さまに見ていただきたいと思います。
会期は2週間と変則ですが、こういう作家がいたのだということを、改めて見にいらしてください。最後にこの展覧会を実行するために、多大なお力をお貸し下さった山本糾さん、市川和英さんに厚く御礼を申し上げます」(展覧会ウェブサイトより)。
本展に際して、ギャラリーの黒田悠子は次のように述べている。
「gallery21yo-jでは、2023年7月に亡くなったカメラマン・森岡純を偲んで彼の展覧会を開催いたします。
彼は1970年代後半から展覧会を記録する写真家として活動を始めました。そして彼の人柄もあって多くの作家からの信頼を得て、毎週神田から新橋にかけての画廊で仕事をしている彼を見かけるようになりました。
またいっぽうで、彼は銀座(仕事)に来る前に、新宿の街を歩き回って自分のための写真を撮るようになり、そして︎︎1993︎︎年ごろから銀座の画廊で森岡純展をするようになりました。彼の作品写真を見ると、新宿をあんなに愛しているはずなのに、何のためにここを撮ったのだろうと思ってしまうほど、対象に対して思い入れというか、これが良くてここを撮っているんだというものが感じられなくて戸惑う写真でした。本人も『俺は作家じゃない』などと言っていました。
しかし、今回展覧会をするために遺品(と言っても残されたものは彼の撮った写真だけですが)を見ていましたら、その素っ気なさが、いまの時代(私の好みかもしれませんが)にあってきているようで、なかなかおもしろいと思いました。ぜひ多くの皆さまに見ていただきたいと思います。
会期は2週間と変則ですが、こういう作家がいたのだということを、改めて見にいらしてください。最後にこの展覧会を実行するために、多大なお力をお貸し下さった山本糾さん、市川和英さんに厚く御礼を申し上げます」(展覧会ウェブサイトより)。