イタリア館の《ファルネーゼのアトラス》、大阪市立美術館で展示へ。ダ・ヴィンチ手稿も新たに日本初公開
大阪・関西万博のイタリア館で目玉のひとつとなっていた《ファルネーゼのアトラス》が、大阪市立美術館で展示される。

数々の美術品で話題を集めた大阪・関西万博のイタリア館。同館で目玉のひとつとなっていた《ファルネーゼのアトラス》(2世紀)が、大阪市立美術館の特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」(10月25日〜2026年1月12日)で展示される。
作品名にある「ファルネーゼ」とはルネサンス期の名門貴族であり、その美術品コレクションはナポリ国立考古学博物館の柱となった。高さ193センチの大作である本作は、古代彫刻の最高傑作のひとつ。重い天球を抱える巨神アトラスが象られ、その天球には星座や黄道十二宮が精緻に刻まれている。通常はナポリ国立考古学博物館が所蔵しており、今回の万博においてアジア初公開となった。
