シンガポールで「ART BIT MATRIX -TOKSATSU to VIDEOGAME-」が開催。特撮やゲーム発の“依代”としてのキャラクターバリエーションに着目
シンガポールのMIZUMA GALLERYで、特撮×ゲームが培った“依代”としての新たなキャラクター美術を発信する複合アート展「ART BIT MATRIX -TOKSATSU to VIDEOGAME-」が開催される。会期は8月29日〜10月19日。

シンガポールのMIZUMA GALLERYで、特撮×ゲームが培った“依代”としての新たなキャラクター美術を発信する複合アート展「ART BIT MATRIX -TOKSATSU to VIDEOGAME-」が開催される。会期は8月29日〜10月19日。


撮影=Omote Nobutada
ピクセルアート=BAN8KU / thePIXEL
本展は、ホテル アンテルーム 京都で毎年夏に開催されている現代アート×インディゲームの企画展「art bit - Contemporary Art & Indie Game Culture-」(以下、「art bit」展)と、アーティスト・たかくらかずきが手がけるグループ展「キャラクター・マトリクス」との合同キュレーションによる、新たな企画だ。
現代アートのゲーム性とインディーゲームの芸術性という、あわせ鏡のような互いの魅力とクリエイティビティのルーツに注目。シンガポールでの展示では、アートとゲームの新たな可能性を追求する「art bit」展と、国内の現代美術シーンが見落としてきた特撮やゲーム発の“依代(よりしろ)”としてのキャラクターバリエーションの世界を探求する「キャラクター・マトリクス」展の両展で発掘された12組のアーティスト陣が合流することで、美の原理と文脈をめぐる価値転倒のゲームとしての西洋発の現代美術史と、アジアから日本列島に流れ着いた聖・俗・遊が習合する伝統美術およびポップカルチャーの蓄積を融合。遊び心にあふれた絵画・彫刻・映像から、プレイアブルなアナログ・デジタルのゲーム作品まで、あらゆるメディウムが共棲する多元主義的なアート曼荼羅(マトリクス)を生み出していくという。
参加アーティストは、青山夢、岡田舜、影山紗和子、九鬼知也、contact GONZO、たかくらかずき、竹内義博、谷村メイチンロマーナ、西垣肇也樹、西島大介、平山匠、ヤノベケンジ+BAN8KU+YANOKEN PROJECTS。なお、キュレーションはたかくらかずき、豊川泰行、中川大地が務める。


撮影=Yuji Oku