THE ANCIENT GLASS ―古代ガラスの3つの軌跡―

　古代オリエント博物館で、夏の特別展「THE ANCIENT GLASS ―古代ガラスの3つの軌跡―」が開催されている。

　4000年以上前の古代西アジアで人類はガラスをつくり始めた。その当初は、王侯貴族だけが所有することを許された富の象徴であり、交易を通じて東西にもたらされた。時代とともに広く行き渡ると、人々の日常生活でも使われるようになった。本展では、職人たちが積み重ねてきた試行錯誤の結晶であるガラスのルーツと軌跡をたどるために、「古代地中海世界」「古代オリエント世界」「東アジア世界」の3つのパートに分けて紹介。時をこえて人々に愛されてきた古のガラスの魅力を堪能してほしい。

　また、「みる！さわる！つくる！古代オリエントを楽しむ！子どもミュージアム」も同時開催。「みる・さわる・つくる」仕掛けに溢れた「子どもミュージアム」展の第3弾となっている。今回は「文字」「暮らし」「いのり・神様」などのテーマから館蔵品展を紹介。楽しみながら古代オリエントの世界を探っていく。